こんにちは、あるです。
「恋愛って、どうしてこんなにうまくいかないんだろう」
そう感じていた時期が、僕にもありました。
相手のことをちゃんと考えてるつもりなのに、
どこかですれ違ったり、気持ちを伝えきれなかったり。
うまくいかない理由も、自分がどうしたいのかも分からなくて、
モヤモヤしたまま恋愛を終わらせてしまうことが多かったんです。
そんな僕に当時足りなかったのは、
テクニックでも恋愛経験でもなくて、
もっと根っこの部分にある“壁を壊す決意”だった気がします。
今回は、そんな「僕の中にあった“心の壁”」について、
どうしてそれができてしまったのか、
そしてどうやって少しずつ乗り越えてきたのかを、
お話ししてみようと思います。
当時の僕は、どこか恋愛に“自信”が持てませんでした。
彼女ができても、どこか遠慮がちで、
心からリラックスして一緒にいる感覚がなかったんです。
たとえば、会っているときも、
どこか常に「気を遣っている自分」がいた。
相手が何を望んでるのか、どうしたら喜ぶのか、
そればかりを考えていて、
気がつけば“自分の感情”はどこかに置いてきぼりでした。
それなのに、関係が深まるにつれて、
彼女のちょっとした言葉にモヤモヤしたり、
本当は言いたいことがあるのに、
うまく言葉にできずに飲み込んでしまったり。
不満をため込んだまま、ある日突然距離をとってしまう——
そんなことを繰り返していました。
もちろん、彼女を嫌いになったわけじゃない。
むしろ大切に思っていました。
でも、なぜか一緒にいるのがしんどくなってしまうんです。
「なんで、こんなふうになっちゃうんだろう」
そうやって、恋愛が終わるたびに、
自分を責めていました。
それでもまた、次の恋をしてみる。
だけど、同じところでつまずいてしまう。
そんな自分を、どこかで
「もう、しょうがないよな」って諦めかけていた時期もありました。
あるとき、恋愛とは関係ない場面で、
ふと自分の「反応のクセ」に気づいた瞬間がありました。
職場での何気ない会話の中で、
相手にとってはちょっとした指摘だったのに、
僕はなぜか必要以上に落ち込んでしまったんです。
「また嫌われたかも」
「ちゃんとできてなかったんだな」
その感覚は、恋愛のときにもよく感じていたものでした。
その瞬間、頭の中に稲妻が走りました。
「ああ、人との関係の中で“拒絶される”ことを異常に怖がってるんだな」って。
誰かに嫌われることが怖くて、
相手の顔色をうかがったり、
いい人でいようとしたり、
本音を隠して、
無理してでも“合わせること”を選んでいた。
それが癖になっていたんです。
だから、恋愛でも同じことをしていた。
「嫌われたくない」が先に立って、
言いたいことが言えなかったり、
自分を押し殺したり、
無理に我慢して関係を続けたりしていた。
その結果、相手との距離が縮まらないまま、
心が疲れてしまっていたんです。
僕にとっての“心の壁”は、
「本当の自分を見せるのが怖い」という感覚でした。
それに気づいたとき、
ようやく「恋愛がうまくいかなかった理由」が見えてきた気がしたんです。
恋愛がうまくいかない理由って、
相手との相性だけじゃないこと、結構あります。
むしろ、自分の中にある“思い込み”とか“無意識のクセ”が、
関係のバランスを知らず知らずのうちに
崩してしまっていることも多いんです。
たとえば、
「ちゃんとしなきゃ」
「嫌われないようにしなきゃ」
「こんなこと言ったら引かれるかも」
そんなふうに、
自分の素直な感情を抑え込んでしまうクセがあると、
だんだん心がしんどくなってきます。
頑張っているのに、なんだか報われない。
相手に合わせてばかりで、気づけば自分が見えなくなってる。
そうやって、いつの間にか“恋愛すること自体がしんどい”って感じてしまう。
でもそれって、あなたがダメなんじゃなくて、
ただ、ちょっとだけ“自分を守りすぎてる”だけかもしれません。
少しずつでいいんです。
完璧じゃない自分をそのまま出しても、
関係は壊れないってことを、少しずつ体験していけたら。
恋愛は、がんばりすぎなくても大丈夫。
むしろ、自分のままでいられることが、いちばん大事なんです。
恋愛が続かないのも、相手との距離が縮まらないのも、
必ずしも「愛し方を知らないから」じゃない。
もしかしたら、
無意識のうちに心に壁を作ってしまっているだけかもしれません。
でもその壁の正体に気づけたら、関係は変わっていきます。
僕自身がそうだったように。
恋愛がうまくいかない理由って、
「自分に何かが足りないから」じゃないと思うんです。
むしろ、たくさん感じて、たくさん考えて、
それをうまく出せないまま抱えてきた“やさしさ”が、
あなたの中にあるからこそ、苦しくなる。
でもそれって、本当はすごく大切な部分なんですよね。
うまく言えなかったり、素直になれなかったり、
気づかないうちに自分を守ってしまったり。
その全部が、あなたなりの“大事にしたい”気持ちの表れなんです。
だから大丈夫です。
その壁に気づけた時点で、もう第一歩は始まっています。
少しずつ、自分の本音を自分が受け入れてあげる。
そんなふうに、やわらかく恋愛と向き合えるようになったら、
きっとこれからは、もっとあたたかい関係が築けるようになるはずです。
