こんにちは、あるです。
「既読はついてるのに、返事がこない」
そんな状況に、
ひとりでモヤモヤしたことってありませんか?
スマホをちらっと見ては、
「まだこないか…」とため息をつく。
“気にしないようにしよう”と思っても、
心のどこかがずっとざわついてる。
僕も、そんな時間を過ごしたことがあります。
そして当時の僕は、
「こんなことで気にしてるの、自分だけなんじゃないか」って思ってました。
返事を待ってる自分が“重い”気がして、
誰にも言えず、なんとか平気なふりをしていたんです。
でも後からわかったのは、
同じことで傷ついてる人って、実はすごく多いってこと。
そして、ちゃんと向き合わずに我慢し続けると、
“関係そのもの”がすり減っていってしまうということでした。
今回は、僕自身の経験も交えて、
「既読スルーに傷つくのは、自分だけじゃない」
という話をしてみたいと思います。
彼女と付き合い始めて半年ほど経った頃。
LINEの返信のペースが、少しずつ遅くなっていきました。
最初はすぐ返ってきていた「おはよう」も、
夕方になってようやく「ごめん、バタバタしてた」のひと言。
仕事が忙しいのはわかってる。
彼女の性格的に、
マメなタイプじゃないのもわかってる。
それでも、
“既読がついてるのに返事がない”という状態が続くたびに、
胸の奥がチクッと痛みました。
でも、その痛みを「仕方ない」で片付けていたんです。
「これくらいで不安になる自分って、面倒くさいのかな」
「大人なんだから、もっと余裕を持たなきゃ」
そうやって、自分の気持ちにふたをしていました。
本当は、「少しでいいから気にかけてほしい」と思っていた。
「忙しくても、ひと言もらえるだけで安心できるのに」って。
でも、そんな本音を伝えるのが怖かったんです。
「めんどくさいと思われるかも」
「重いって思われたらどうしよう」って。
だから、ずっと“平気なふり”をしていました。
スマホを見てはため息をつき、
通知が鳴るたびに期待して、落胆して。
そんなことを何度も繰り返しているうちに、
心の中がだんだんすり減っていく感覚がありました。
返事が遅いだけ。
たったそれだけのことで、
こんなに心が揺れてしまう自分が嫌で、情けなくて。
でも今思えば、
“ちゃんと気持ちを出せない関係”こそが、
いちばんしんどさの根っこだったんだと思います。
あるとき、彼女と久しぶりにゆっくり会う時間がありました。
食事のあと、ふとしたタイミングで僕は口にしたんです。
「最近、ちょっと寂しかったんだよね」
たったそれだけの言葉。
でも、それを言うまでにすごく勇気がいりました。
怒られるかもしれない、
めんどくさいと思われるかもしれない、
そんな不安で、ずっと黙っていたんです。
でも彼女は、拍子抜けするくらいあっさりと、
「そうだったんだ。ごめんね」と返してくれました。
「嫌いになったとかじゃないよ。
ただ、忙しくなるとLINEの優先順位が下がっちゃって…」って。
そのとき、
“あ、話せばよかったんだ”と思いました。
彼女は、僕が傷ついてることに気づいていなかっただけだった。
そして僕は、自分の気持ちを「わかってくれるはず」と思い込みながら、
何も伝えていなかったんです。
“わかってもらえない”って思っていたけど、
実は“わかってもらえるように動けていなかった”のは自分だった。
そのことに気づいたとき、
既読スルーそのものへの怒りや寂しさよりも、
ちゃんと伝えることを諦めていた自分の方が、
よっぽど苦しかったんだと感じました。
既読スルーで傷つくのは、
決しておかしいことじゃありません。
「返事がこないだけで不安になる」
「大したことじゃないってわかってても、ざわついてしまう」
そういう気持ちは、
“相手に大切にされたい”って願う自然な感情だと思います。
でも、それをずっと我慢し続けてしまうと、
だんだんと「言えないこと」が積み重なっていって、
気づけば“素直に関われない関係”になってしまう。
心のどこかで「こうしてほしいな」と思っているのに、
それを伝えられないまま、「まあ仕方ない」で片付けていく。
その繰り返しって、すごくしんどいんですよね。
だから、まずは「傷ついている自分がいる」ことを、
自分自身がちゃんと認めてあげてほしいなと思います。
そして、「これって言ってもいいのかな?」と少しでも思ったら、
無理のないかたちで、相手に伝えてみる。
感情を閉じ込めたまま我慢しているほうが、
実はずっと心をすり減らしてしまうんです。
僕が恋愛について発信している理由のひとつは、
「自分の気持ちを我慢している人」が、
ほんとうに多いと感じているからです。
既読スルー、返事の遅さ、連絡の温度差。
そういう“小さなこと”に見える悩みのなかに、
実はその人の「安心したい」という気持ちや
「わかってほしい」という願いが詰まっている。
でも、そういう本音ほどなかなか言えない。
だからこそ、
「言っても大丈夫な関係を育てていけるんだよ」というメッセージを、
これからも伝えていきたいと思っています。
既読スルーでモヤモヤするたびに、
「気にしすぎかな」
「こんなことで傷つくのは自分だけかな」って思っていたあの頃。
でも今なら、あのときの自分にこう伝えたいです。
「その気持ち、全然おかしくないよ」って。
“返事がないこと”そのものより、
“大切にされていないかも”という不安に、
心が反応していたんだと思います。
恋愛の中で一番しんどいのって、
「気にしてることを気にしてないふり」
してるときかもしれません。
モヤモヤしてるのに、
「まあいいか」って流して、
心の声を置き去りにする。
でも、それを続けていると、
いつの間にか「我慢すること」が当たり前になっていって、
何も言えないまま、
関係に疲れてしまうこともあるんです。
本当は、ほんのひと言でいいんです。
「ちょっとだけ寂しかったかも」
「返事、待ってたんだよ」
そんな小さな気持ちを、まっすぐ伝えられたとき、
心の中に溜まっていたわだかまりが、すっと軽くなっていく。
そして、その言葉を受け取ってくれる相手がいるなら、
その関係は、どんな言葉よりも安心をくれる場所になる。
感情にフタをし続ける恋愛は、
じわじわと心をすり減らしてしまいます。
でも、ちゃんと気持ちを言葉にできる関係は、
恋愛を、人生を、もっとやさしくしてくれます。
「これくらいで傷つくなんて」と責めるんじゃなくて、
「ちゃんと感じられる自分でよかった」と思えるような、
そんな関係を築いていけたらいいなと、僕は思います。